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IT企業で仕事をしながら、公衆衛生の修士号を取得するまでのブログです。2015年8月にUniversity of Liverpool Master of Public Health program Management of Health Systems course に合格。

Module 2が終わりました〜”Generating and Evaluating Public Health Evidence"〜

2016年3月30日に、無事にModule 2のレポートを出し終えて、1週間の休みに入ってました。せっかくなので、Module 2で何を勉強したか、簡単に振り返ってみようと思います。
 
ちなみに、Module 1の振り返りはこちら。

 

Module 2の大きなテーマ
大きなテーマは、
  • 公衆衛生における研究のデザインができるようになること
  • その研究は、概念論(Epistemology)のアプローチであること
  • 研究の課題になっているものに対して適切なアプローチを取れるようになること
です。
 
Unit ごとに見ていきます。
 

Unit 1

Unit 1では、ここのアプローチには、研究者自身の背景が大きく影響を及ぼしているという授業でした。
私の場合、前職が病院でデータをトラッキングしながらの業務改善だったり、現職がデータを用いた企画をしていたりします。そうすると研究のアプローチが、統計学よりなものに寄ってしまいます。
自分で研究を進めていくときに、研究手法にどういうバイアスがかかっているかきちんと認識しましょうという授業でした。
 

Unit 2

ここでは、公衆衛生のなかでも、いじめや偏見、医療化(medicalsation)など社会的問題について、公衆衛生でどう捉えていくかの勉強でした。
私は、医療化についてまとめました。トピックとして、子供のメンタルヘルス、男性の性機能障害、機関・機構が病気を捉えていく流れの3つをまとめました。
 

Unit 3

研究のアプローチとともに、Unit 3はエビデンスについての勉強でした。エビデンスにも階級があって、一番研究のエビデンスとして実証されているシステマティックレビュー、手法として一番良いとされるRandomized Control Trialなどを勉強しました。
その他にも、なんのエビデンスを示すのかというのも重要で、Effectiveness(効果)、Appropriateness(適切さ)、Feasibility(実効性)の3つのどれについてのエビデンスかを述べる必要があることも学びました。
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Evans, D. (2003)*1
 

Unit 4

このUnit が一番実用的なユニットでした。研究における、リサーチクエスチョンの設定、Aimの設定、Objectivesの設定、その後Approachを選んで、そのApproachに関する強みと弱みを挙げる。弱みに対して、それでもそのApproachを取る意義を考える。
本当に基本かつ必要な授業でした。
 

Unit 5

そして倫理的配慮の勉強もしました。インフォームド・コンセントに始まり、研究に協力してくれる方々のステークホルダーマネジメント、研究の対象となった方のDVやいじめがわかった場合に機密性が担保できなくなること、最後に研究者自身も見の安全を確保しなければならないことを学びました。
 

Unit 6

最後のユニットはサンプリングの話でした。Quantitiative(定量的な)研究をする場合も、Qualitative(定性的な)研究をする場合も、サンプル収集の段階でバイアスや制限があります。それを踏まえて研究していくことの重要性と、サンプルから逆算して再度研究のAimやObjectivesを見直す必要が有ることもわかりました。
 

まとめ

公衆衛生で必要な、研究の大きな流れを学んだ3ヶ月でした。
ちなみに、休みの1週間、体調悪かったです。自律神経が乱れたかな・・・。
 
ちゃお
 
Reference
  1. Evans, D. (2003) ‘Hierarchy of evidence: a framework for ranking evidence evaluating healthcare interventions’, Journal of Clinical Nursing, 12 (1) pp.77-84.