オンラインで修士号を取ろう!The Road to Get MPH

IT企業で仕事をしながら、公衆衛生の修士号を取得するまでのブログです。2015年8月にUniversity of Liverpool Master of Public Health program Management of Health Systems course に合格。

ものづくり 要件定義までの道のり

長い一週間だった。

仕事の立ち上げが結構ハードで、いろいろ消耗している。

いまはIT企業でプロジェクトマネジメントをしている。一番初めの要件定義のフェーズが一番の活躍の場だし、ここで妥協すると開発するエンジニアにも後々迷惑がかかる。

ふんばらないと。

 

仕事をしていて、ふと自分の中でもまとまってないことが、要件定義までの道のりである。軽くまとめてみようと思う。

 

きっかけはビジネスチャンスから

株式会社で働いている手前、ビジネスチャンスがあれば、新しいプロダクトを開発することになる。新しい価値を市場に提供する。

(つまり、今回は業務を楽にするためのツールを開発するのではない。)

 

そうすると、まず行われるのが、3C分析。かの大前研一が考えたと言われるフレームワークである。

3Cとは、Customer, Competitor, Companyという、市場(顧客)と競合と自社の動きを見ることである。

市場をみると、まだ誰も開拓してない、もしくは、まだまだ参入のある市場がある。つまりビジネスチャンス。

競合の動きをみると、まだ動けていない。もしくは、追いつけるレベルである。

自社をみると、技術力、資金力ある。あとは投下するだけ。

簡単なコンセプトとともに、勝ち筋のストーリーを書く。

 

だれに、どんなプロダクトを届けるのか

コンセプトは決まった。筋も良さそうだ。

では、どんなプロダクトを届けるのか、ちょっとイメージを膨らませてみよう。

B to Bビジネス市場で、相手は不動産業界がいいか。消費財メーカーでもよい。はたまた全業界に適応できるプロダクト。

それを届けることで、クライアントは圧倒的な情報や利便性を手に入れることができる。

 

プロダクトを、コーヒーに例えるといいかもしれない。

スターバックスは

  • 職場でも家でもない、第3の場所を提供する。
  • そのために、コーヒーハウス(日本の喫茶店)を提供する。
  • それは、消費者にとって価値のある時間であり、至福を味わうことを提供する。

すると

  • 店内は、木目調。
  • コーヒーの香りが漂い、サイドメニューも充実。
  • ジャズが流れ、エスプレッソを淹れる音が聞こえる。

いわゆる企画書だ。

 

次は、ビジネス要件

届けたいコンセプトと、プロダクトのイメージが固まったら、本格的にビジネスの話をしよう。

ビジネスとして成立するための条件を書いていくのが、ビジネス要件だ。

たとえば、

  • gmailでログインできる。
  • gmailを基軸に、画面上でチャットができる。
  • ビデオ会議ができる。
  • 画面上で、ファイルのやりとりができる。

と言った具合だ。

 

スターバックスの例でいうと

  • 椅子と机、室内の空間が必要。
  • コーヒーは、エスプレッソマシーンで淹れるものとドリップで淹れるものがある。
  • サイドメニューは、サンドイッチ、スコーン、ケーキを基軸にする。
  • お会計は先に行う。

これらの要素がないと、ビジネスとして成り立たないということをきちんと書類にしよう。

 

やっと具体的な話:機能要件

ビジネス要件まで洗い出せば、それぞれ、どのような機能を持てばいいかを考える。

  • gmailログイン画面を、googleの外部公開されたソースコードからとってくる。
  • チャット機能は、10人まで同時に会話が可能で、時系列に表示される。

 

この時、同時に

  • ユーザーはどういう流れで画面を触っていくのか
  • 必要な画面数はいくつか
  • 基本機能の他に、設定機能はもたせるのか

も考慮する必要がある。

 

ここまで来てやっと、デザイナーさんに「こんな画面で、こういう感じのプロダクトを“デザイン”してほしい」と言える。

 

そして、出来上がった機能一覧、画面のデザイン、ユーザーのフローをもって、要件が定義される。

 

長い・・・

真面目に書くと実に長い工程だ。

だけど、ここを真面目に考えないで開発を始めるとろくな物ができない。

来週から画面の細かい動きや裏のデータ処理の話などの「設計」と呼ばれる部分に入っていく。がんばろう。

ちゃお。